あらすじ
野原小人のトリーは、野原にホテルを作りました。その名前も、「お日様ホテル」。
このレストランつきのホテルは噂が噂を呼んで、大評判。
そんなホテルを取り巻く毎日を描いた楽しい物語。
野原にできたすてきなホテル、お日様ホテル
小さな野原にレストランつきのホテルを開いた野原小人のトリー。
本書は、そのホテルの毎日をつづる。ホテルの名前は「お日様ホテル」。
動物や虫たちが生き生きと描かれており、ホテルの騒がしくも楽しい毎日が繰り広げられる。
そんなすてきなホテル、いろんな動物や虫たちの心のより所となっていく。
ある日、乱暴者のテンがやってきて、ホテルで暴れようとするが、ほかの動物たちの協力をえて、追い出すことに成功する。
そして訪れる厳しい冬。
ドイツのお話なので、冬の厳しさが事細かに描かれていて、日本の冬とは比べられないほどの厳しさが伝わってくる。
厳しい冬を乗り越えて、再び訪れる春。
お日様ホテルはみんなの心の中に根付き、春になったとたんにお客さんが押しかけるほどになっていた。
野原のどこかにあるお日様ホテル。
これはもういろんな動物たちの噂になっているのだとか。
こんなすてきなホテルがあるんですよって。
カラーの挿し絵が豊富
フルカラーの挿し絵が豊富。
細かく書き込まれたイラストは見ていて飽きないほどだ。
お日様ホテルの名にふさわしく、全ページがたまご色をしている。
字は小さいが、そのぶんページ数は少ない。
中学年からが対象の児童書だろう。