絵本の森

『げんきにおよげ こいのぼり』──鯉のぼりの由来について知ろう

あらすじ

こいのぼりの変な替え歌を歌っていたお兄ちゃんに、残念な気持ちになったあきら。
あきらは、幼稚園で先生にその話をしました。
すると、先生は、鯉のぼりをなぜ飾るのか、教えてくれたのです……。

 

鯉のぼりの由来のひとつを紹介する絵本。

 

風に泳げ、こいのぼり!

鯉のぼりの由来の一つをもとに、お話に乗せて紹介していく絵本。
鯉のぼりの季節に読みたい一冊だ。

主人公のあきらは、お兄ちゃんがあべこべの鯉のぼりのうたを歌っているのを聞いて、残念な気持ちになる。
それを幼稚園で先生に話すと、先生は鯉のぼりをなぜ飾るのか、その理由を教えてくれた。

江戸時代、侍と同じ旗登りをたてたいという子どもの声を聞いたさむらいが、同じものを飾られなくても……と考案した鯉のぼり。
その鯉のぼりには、子どもたちに向けてのメッセージが込められていた。
滝を上る鯉。滝を上ることができたなら、その鯉は竜になったという伝説を持つ鯉。その鯉のように、元気に、立派に育つように、と。

 

その話を聞いたあきらたち幼稚園のみんなは、鯉のぼりを作りたくなってきた。そしてみんなで、大きな大きな鯉のぼりを作ったのであった。

大きな鯉のぼりを飾るあきらたち。
悠々と風に泳ぐ鯉のぼり。
詳しい由来を知らなくても、子どもたちに向けて、のびのび立派に育てというメッセージを受け取ることができる。

 

こいのぼりの季節に読みたい

鯉のぼりの季節に読みたい一冊。
四季折々の行事を大切にしたい。
幼児、低学年向け。
話が長めなので、読み聞かせは集中力と相談。