絵本の森

『おふろだいすき』──不思議なお風呂空間でまったりのんびり

あらすじ

お風呂が大好きなぼく。
いつもお風呂には、おもちゃのアヒルのプッカをつれて入ります。

お湯に入って暖まり、体を洗い始めたときに、プッカが言いました。
亀がいるよ、と。
すると、お湯の中から、亀が頭を出したではありませんか。

それから次々登場するは、いろんな動物たち。

楽しいお風呂ライフを満喫しませんか?

 

さあ、おふろに入ろう

主人公の「ぼく」はお風呂が大好き。
いつもアヒルのプッカをつれてお風呂に入る。
アヒルのプッカとは、おもちゃのようだ。

温かいお風呂に入って一息。
主人公の「ぼく」は一人でお風呂に入れるようだ。
なんと、自分で体も洗いはじめる。

すると……

なんとアヒルのプッカがしゃべった。

「まこちゃん(主人公の名前)、おふろのそこに、おおきなかめがいますよ。」

ええええー!
大きな亀???

 

びっくりする間もなく、大きな亀がお風呂から顔を出す。
それから、亀の次は双子のペンギンの登場だ。
主人公の「ぼく」が大して驚いていないのは、これが彼の想像の世界だからだろうか。

そうなら、無限に広がっていく彼の空想を楽しもうじゃないか。

ペンギン登場の次は、オットセイ。
オットセイはシャボンの玉を吐く。大きなシャボン玉がふくれたら、パチンとはぜて、それに驚いたのが浴槽の中のカバ。

さながら、動物園状態のお風呂場になってきた。

カバに頼まれて、体を洗ってあげる主人公の「ぼく」。一生懸命に洗う。すっかり洗って、さあ流そう、としたところに現れたのは……

 

なんとクジラ!!!

 

何でもありになってきたお風呂場。
出てきた動物たちに、主人公はこう言う。

「さあ、みんなおゆにはいって。」

いや……みんなが浴槽に入るのは無理があるだろ……というツッコミは無粋である。

そしてみんなでよく暖まって……さあ出よう、というときに聞こえてきたのはお母さんの声。
その声を合図に、みんなはお湯の中に潜っていなくなってしまった。

ここで、不思議なお風呂空間は終わるのである。

 

はあ~、お風呂楽しかったし、気持ちよかった。
こんなお風呂なら、毎日楽しいかもしれないね。

 

字が小さめ

字が小さめで、文章の量がそこそこにある。
体感としては話がやや長めに思えた。
幼児、低学年向け。