絵本の森

『こもりうた』──眠る前の一冊に

眠る前に……

眠る前に読むことを想定された絵本。
話らしい話はなく、いろんな動物の子どもたちがベッドに入って眠りにつく様が描かれている。
それに数行の文章がつけられているのだが、こちらはちょっとした言葉遊びになっている。だが、メインはそこではないようだ。

たとえば、牛の子どもが眠るページでは、

かあさんが
かわいい こうしの ときは
そりゃモー  きちんと ねたものよ

……といった感じの若干サムい……おもしろい文章がつけられている。

 

巻末には、楽譜が掲載されており、ひょっとすると元々子守歌としてあったものを絵本化したものなのかもしれない。本そのものには説明がないため不明。

寝る前に読むものとして作られた絵本のせいか、淡々としており、確かに眠気を誘うような作りとなっている。

 

文章はとても少ない

文章はとても少なく、絵も同じ構図が続く。
眠る前の一冊に。
幼児向けだろう。