あらすじ
グリンチは、クリスマスが大嫌いだった。
それは、クリスマスになるとうるさくなるからだ。
あまりにクリスマスがイヤだったグリンチは、ふもとの村に行き、クリスマスに関する物をすべて奪うことにしたが……。
クリスマス、大嫌い
何ともいえない、意地悪そうな顔をしたキャラクターが登場する。
味のあるデザインだ。
本文を読んだだけでは彼がいったい何者なのかは語られることはない。ちなみに人間は登場しない。
クリスマスが大嫌いなグリンチ。
しかし、ふもとの村のダレモ村は違った。
クリスマスが近づくと盛り上がり、騒がしくなるのだ。
それがグリンチにはたまらなくいやだった。うるさいのがいやだったのである。
そこでグリンチは考えた。
そして、彼はある計画を実行に移したのである。
それは……
クリスマスツリー、プレゼント、そのほかクリスマスを思わせるものをすべて盗んで、捨ててしまうこと!
そうすればクリスマスはやってこない!というグリンチのもくろみである。あさはか……いや、苦肉の策である。うん。
すさまじい労力が必要になる計画だが、グリンチは見事クリスマスツリーやプレゼントを全部奪った。そんなにクリスマスがイヤなのか、グリンチよ……。
しかし、クリスマス関連のものを奪っても、当然のことながらクリスマスはやってくる。
クリスマスになって、みんなが喜びの歌を歌っているのを聞いて、グリンチは愕然とする。
もしかして、クリスマスって物が関係しているわけじゃないのか?
もっと別のところから、クリスマスって祝われているのか?
そのことに気づいたとき、グリンチは奪った物を返すことにしたのだ。
グリンチの狭い心が広くなったときの表現がちょっとおもしろい。
その日 グリンチの きゅうくつな ハートが
3インチばかり ひろくなったと いわれてる!
そして彼は、ローストビーフをみんなに切り分けたとか……。
たぶん、彼にとって、初めてのクリスマスだったんじゃないかなあ。
彼はいったいなにに気づいたのか
クリスマスについて、彼がいったいなにに気づいたのかは本文でははっきりと書かれていない。
しかし、クリスマスのかけがえのなさは彼にも伝わったようである。
クリスマスという行事の持つ重要性は、日本とはだいぶ違うのかもしれない。
幼児、低学年向け。