概要
うんこの大切さをうんこダスマンが優しく、丁寧に教えてくれる。
うんこを出すために有効的な方法を教えてくれるのだ。
我慢しがちなうんこ、我慢せずに出そうと説いてくれる。
うんこをテーマにあつかった絵本だが、笑いをとる内容ではなく、あくまでも真剣に似うんこの大切さを教えてくれる絵本だ。
うんこダスマンが大切なことを教えてくれる
直球なタイトルかつ、笑いを誘うネーミングなのだが、内容は真面目で真剣なものであった。
うんこしっこおしりおならの鉄板ギャグネタになりそうなものを、テーマとして、真正面から取り組んでいる。
本書は、うんこについての真面目な話がまとめられている。うんこダスマンが、優しく教えてくれるのだ。
毎日うんこすることの大切さ、うんこの大切さ、うんこを毎日出すためのポイントなどなど、子どもに分かりやすいよう、まとめてくれている。
特に詳細なのは、うんこを出すための方法だ。
朝ご飯をきちんと食べること、野菜の繊維ををとること、水を飲むこと、運動をすること、時間を決めてうんこをすること。
うんこがしたくなったのに、我慢してはいけないと本書は続く。
学校でうんこをしたくなくて我慢する子どもは多い。でもそれは体にとてつもなく悪いことなのだ。
だが、学校でうんこできない気持ちはよくわかる。いくらうんこはみんながするものと言われても、私も学校ではできるだけうんこしないようにしていた。どうしてもうんこしたくなったときは、できるだけ人気のないトイレを選んだりしていて……涙ぐましい努力である。
そしてその涙ぐましい努力は、今の子供たちにも引き継がれているのである……。
うんこダスマンは、それでも、うんこがしたくなったらうんこに行こうと説く。
そう、うんこは大切だ。もっと開かれたうんこの場があればいい。
うんこをするとはやしたてられるという現状を、おとなたちは何とかしていかなくてはならないのではないか。
結構、便秘になっている子が多いというのは、深刻な状況ではある。
うんこダスマンは、そのネーミングに反して、うんこに対して真摯なヒーローだったのである。
物語を楽しむ絵本ではなく、うんこについて知る絵本
物語を楽しむ絵本ではなく、うんこについて知る絵本である。
笑いをとりにいく絵本ではない。
幼児、低学年向け。