あらすじ
海の家をしているはなさん。
ある日、雲から落ちてきたかみなりさまの親子と知り合います。
雲から落ちてしまったかみなりさまのお父さんは大けがです。はなさんは、けがの手当をしてあげました。
かみなりさまには、夕立をふらせる仕事がありました。
しかし、このけがでは、とても夕立をふらせることができません。
そこではなさんは……。
はなさん、夕立のお手伝いをする
海の家を営んでいるはなさん。
ある日の夕立で、かみなりさまの子どもの訪問を受ける。かみなりさまのお父さんが雲から落ちて、けがをしたというのだ。
はなさんはこれはまあ大変と、お父さんの手当をする。救急車はさすがに呼べなかったようだが、わりと大変なけがをしているようである。
はなさん、かみなりさまに会えるなんて運がいいとスーパーポジティブである。
けがをしたほうは運が悪いとしかいいようがないが……。
かみなりお父さんのけがは悪いようで、次に夕立を降らせなくてはならないのに、とても仕事に復帰できる状態ではない。
かみなり子どもはぼくがする!と言うのだが、一人ではいささか頼りない。
そこでスーパーポジティブはなさんが申し出る。わたしがかみなりさまの仕事を手伝う、と。
さまざまの用意、準備をして、いざ夕立を降らせに……。
この場面はいろんな発想が見られて楽しい。雷の音はそう出すのか、とか風はそうやって吹かせるのか、とか想像力が刺激される。
そして、見事夕立を降らせることに成功した二人。
けががましになったかみなりお父さんは、はなさんの海の家をお手伝いして恩返しとか。
夏に読みたい
夏に読みたい一冊である。
かみなりさまが落ちてきて……とよくある内容だが、男女選ばない内容となっている。
幼児、低学年向け。