あらすじ
お気に入りの赤い靴をよそにあげてしまうことを聞いたアルフィーは、ささやかな抵抗として、家出をすることに決めました。
ママに宣言すると、ママは止めるばかりか、家出の準備を手伝ってくれます。
ママに見送られ、家出をするアルフィーでしたが……。
ぼく家出するぞ!
お気に入りの赤い靴を人にあげるのがイヤで、抗議すべく家出をすることにしたアルフィー。
家出するからね、とママにわざわざ申告する。このへんが子どもらしくてかわいい。
家出すると聞いたママは、大慌て……
……したりはせずに、逆に履いている赤い靴、小さいんじゃない?と言ってくる始末。
アルフィーの家出の決意は固い。それを見て、ママは、あれこれと家出の準備を手伝ってくれる。
のどが渇くだろうから水を持っていけば、とか、懐中電灯を持っていけば、とか……おまけに毛布も寝る前に読む本も、ママの「ぎゅっ」もナップサックに入れてくれた。
ママのおかげでナップサックはパンパン。アルフィーは期は熟したとばかりに家出をする。さあ家出だ。どれぐらい遠くにいく?
しばらく行くと荷物が重くなってきた。
アルフィーは敷物をしいて、そこで休むことにした。どれぐらい遠くにきたのかな……と思えばすぐそこに家が見えるやないかーい。
アルフィーの家出はどうやら敷地内で終わったようだ。
それでも家出をしているつもりのアルフィーは、意気揚々とそこで過ごす。しかし夕方頃になって、ナップサックにママの「ぎゅっ」が入っていないか探しはじめる。でももちろん、「ぎゅっ」なんて入っているはずがない。アルフィー、寂しくなったのね。
しょんぼりしていると、ママが手を広げてやってきて……。
アルフィーの家出は半日もたたないうちに終わったのであった……。
結局、赤い靴はどうなったんだろう……と思いつつも、母と子のあたたかな愛情が見て取れる、優しい絵本だった。
みんな一度はするのか家出
著者紹介のところで、みんな小さい頃に家出をしたことが書かれてあってちょっとおもしろかった。
幼児、低学年向け。