あらすじ
ティミーはベッドに入ると、お母さんと「ねむるまえまえあそび」をしようと言います。
「ねむるまえまえあそび」。
ベッドに入る前は何をしたか、その前は何をしたか、その前は何をしたかと、繰り返しながら思い出していく遊びです。
ティミーとお母さんは、一日をさかのぼって思い出していきます……。
母と子の、心温まる会話
こぐまのティミーが、眠る前にお母さんと「ねむるまえまえあそび」をするという話。
「ねむるまえまえあそび」とは、眠る前から順番にやったことをさかのぼって思い出していくという遊びのようだ。
母と子の、心温まる会話がゆっくりと交わされる。
ティミーは、まず、眠る前に歯磨きをしたことを思い出す。
そしてママは、その前に、ママとパパとティミーで夕日を眺めたことを思い出す。
その前は、丘の上でピクニックをして、パパが運んできた夕ご飯をたくさん食べたこと……
そうやって、ティミーとママは一日の始まりまですべてさかのぼって思い出していくのだ。
そのたびに、ママは優しい相づちを打ってくれる。
ティミーの今日一日はかなりハードだったのがわかるのだが、それだけハードだと眠たくもなろう。
今日の朝のことまで思い出すと、ティミーはうとうと……。
そしておやすみなさい、とこの絵本は結ぶ。
母と子のゆったりとした会話が優しい気持ちにさせる。
まさに、眠る前に読む絵本だ。
眠る前に
眠る前に読むのに最適な一冊。
幼児、低学年向け。