あらすじ
ぷっぺは初めて、お父さんにつれられて銭湯にきました。
銭湯ってどんなところだろう……ぷっぺの胸は期待で膨らみます。
お風呂場に入ってみると、そこにはいろんなお風呂が。
友達も何人か来ているようです。
さて、いろんなお風呂があるこの銭湯、どんなお風呂があるのだろう?
ぷっぺと一緒に見て回ってみよう。
不思議な世界観で展開する銭湯
銭湯というものは、数えるほどしか行ったことがない。
最近の子なら、さらにあまり行ったことがないのではないだろうか。
この本は、銭湯デビューするぷっぺのお話だ。
見るものすべてが珍しいぷっぺ、テンションあがり気味である。お父さんは何度も来ているようで、落ち着いたものである。
お風呂場に入ると……
な、なんなんだ、これは!?
いろんな種類の風呂に、ぷっぺはびっくり。
うーむ、銭湯には行ったことがあるが、ぷっぺの行った銭湯はどうやら、変わったお風呂があるようだ……。
まず泡風呂。
この泡はいったいどうやって出しているの?とぷっぺが聞くと、おならで出しているのだという。しかも入っておならをしているのがスカンクである。
とんでもない泡風呂だ……。そんな臭い泡風呂はちょっとごめん被りたい。
次に入ったのは電気風呂。
電気ウナギの電気でビリビリだ。
電気ウナギの電気……入って大丈夫か?
お次に入るは、サウナ風呂。
ぶっぺたちは暑くて我慢できずにすぐに飛び出してしまう。確かに、子どもにはちょっと暑いかもしれない。
サウナから飛び出し、勢い余って飛び込んだのは、水風呂。
急激な体温の変化は体によくない云々。そこではシロクマがゆったりとつかっているのであった。
水風呂はとても冷たくて入っていられない。
ぷっぺたちが次に入ったのは、ライオンの打たせ湯。名前の通りに、ライオンの口からだらーとでたお湯に打たれるといった風呂である。
絵面的にあまり美しくないが、まあ世の中にはマーライオンというものがあるぐらいだし……問題ないか。
ぷっぺは、お父さんのところに戻って、お父さんも電気ウナギやライオンのように、何か変わったお風呂を作ってほしいとせがむ。
そりゃあんた無理や……というツッコミをよそに、ぷっぺのお父さんはこう言ったのであった。
「しかたがないなあ、もう。
…いいか、きょうだけだぞ」
えっ!
お父さん、なんかできるの!?
そうしてお父さんが見せてくれた技とは……
なんと、お風呂のお湯を全部吸い込み……それを勢いよく吐き出すという、ジェット水流……!!
すごいけど、汚い!!
すごいけど、よく考えなくても汚いよ!!
でもすごい迫力だ!
そうやって銭湯を思い切り楽しんだぷっぺ。
お父さんにまた行こうね、とせがむのであった。
登場人物が全部動物かと思ったら、主人公であるぷっぺとお父さんは「テッポウウオ」だった。途中までわからなかった。魚かい。
絵の書き込みが細かく、隅々まで見ていて楽しい。トンデモな銭湯だが、楽しいからよし。
不思議な世界観
不思議な世界観で展開される銭湯。
奇想天外な銭湯と、細かく描かれながらも勢いのある絵を楽しめるおもしろ絵本。
幼児、低学年向け。