あらすじ
魔女は、ハロウィンに作るかぼちゃパイのために、かぼちゃを育てていました。大切に大切に育てたおかげで、かぼちゃは大きく立派に育ちました。
さて、ハロウィンも明日に近づいたある日……
早速かぼちゃを収穫しようとした魔女でしたが、かぼちゃがあんまり大きすぎて、魔女一人の力では収穫できなかったのです。
困っていた魔女のところへやってきたのは……。
大きな大きなかぼちゃ、どうやって収穫しよう
ハロウィンにかぼちゃのパイを作るため、かぼちゃを育てた魔女。
大切に大切に育てたおかげで、かぼちゃはとても大きく立派に育った。
さあ、待ちに待ったハロウィンの日。
大きく育ったかぼちゃをいざ収穫……と思ったけど、大きく育ちすぎて、とてもとても魔女一人では収穫できない。
そこへやってきたのは幽霊。
幽霊もかばちゃを収穫しようとするけれど、やっぱり収穫できなかった。
続けてやってきたのは……吸血鬼。
吸血鬼は自信満々にかぼちゃを収穫しようとするけれど、やっぱり大きすぎて無理。
お次にやってきたのはミイラ男。
彼もかぼちゃを収穫しようとしたが、無理だった。
あらあらみんな無理だわ。
このかぼちゃ大きすぎる!
……と、そこにやってきたのはこうもり。
こうもりの姿を見て、みんな笑い出す。
だって、ほら、ねえ?
こうもりに力があるとは思えないし……。
しかし、こうもりはこう言った。
「あたいは からだも ちいさいし ちからも つよくない。
でもね あんたたちより ずっと うまい やりかたを しってるよ!」
そのうまいやり方とは……
そう、みんなで力を合わせて、かぼちゃを収穫すること!
かくして、見事かぼちゃは収穫できて、おいしいかぼちゃのパイができあがる。
一人一人の力では無理でも、みんなで力を合わせればできることってあるんだね!
「おおきなかぶ」を彷彿とさせる展開、作者は「おおきなかぶ」にリスペクトしてこの作品を作ったのだという。
ハロウィンの季節に読みたい一冊だ。
字は小さめだが話の展開がしっかりしている
字は小さめだが、話の展開がしっかりしていておもしろいので、読んでいて飽きない。ハロウィンの季節の話の上、登場するキャラクターがいかにもハロウィンなので、ハロウィンの季節に読みたい。
幼児、低学年向け。読み聞かせも盛り上がりそうだ。