絵本の森

『せんろはつづく』──線路をどんどんつなげていこう

あらすじ

線路を造っていきます。
どんどんつなげて、のばしていくよ。

途中で山に突き当たりました。
どうしよう?
そうだ、トンネルをつくろう!

さて、どんどん線路を続けていくと……

 

線路をせっせと

線路をせっせとつないでいくところから話は始まる。
基本的にこの話は、線路をせっせとつないでいくことを目的に展開していく。
線路をつないでいくのは、見たところ子どものようなのだが、山にぶち当たるとトンネルを掘って線路をつなげていったり、川があったら鉄橋を作ったりと子どもとは思えない能力を発揮していく。
彼らはいったい……? 鉄道の精霊か何かなのだろうか……。

線路はどんどん続いていく。
道に突き当たれば、遮断機を設け、踏切をつくり、池は迂回して線路を造る。
線路が最初のところにつながると、彼らはせっせと駅を作る。

駅ができれば、早速列車が走り始める。
青々とした緑のの合間をぬって走る列車。いつの間にか夕焼け小焼け。

彼らが何のために線路を造ったのかはわからないが、つながった線路の上を列車が走っている。
その列車に乗った彼らはみんな、うれしそうだ。

 

線路は続くよ

線路をつなげていくだけの話だが、その途中で山や川、道などが出てきて、そのたびに主人公の彼らは鉄橋を作ったり、トンネルを作ったりする。
鉄道好きの子には興味津々の絵本だろう。
幼児向け。