あらすじ
ツヨシくんは一人で留守番中。
ふと、思う。
おばけが出てきたらどうしよう?
もし、おばけが出てきたら……
おばけが出てきたら……そうだ、こうしちゃおう!
おばけが出てきたらどうする? どうする?
一人で留守番をしているツヨシくん。
そんなときに限って考えてしまう、おばけのこと……怖い想像……。
よくあることである。
一人でいるから、だんだん想像が膨らんでいく一方だ。
想像はより具体的な方向へ……
怖い想像は怖い想像を呼んで……
とても怖い想像に……
……と思ったら、このツヨシくん実はたくましかった。
おばけが出てきたら、こうしてやる、と想像するのだ。強い。
もしも「かさおばけ」が出てきたら……
海につれていって、ビーチパラソルにしちゃう。
もしも天狗が出てきたら……
幼稚園につれていって、鞄かけにしちゃう。
もしも化け猫が出てきたら……
エジプトにつれていって、ねこフィンクスにしちゃう!
……とまあ、いろんなおばけが出てきても、ツヨシくんはこうしてやる!と想像していく。だから怖くない!
その想像の突飛さ、スケールの大きさなどを楽しむ一冊。
ツヨシくん、一人で留守番していても大丈夫そうだ。
おばけが出てくるが……
おばけが描かれている絵本だが、全く怖くない。タイトルのとおり、『おばけこわくない』。
むしろおかしさのある絵本だろう。
幼児向け。