絵本の森

『いちばーんのり』──毎朝開催、ごはん村のかけっこ競争

あらすじ

毎朝スタートするご飯村の運動会。今日もみんなが走ります。
一等になるのはいったいだれ?

楽しいかけっこが始まるよ!

 

毎朝元気にスタートするよ

毎朝スタートする、ご飯村の運動会。
かけっこで一番になるのは……?という内容の絵本。

さまざまな食材、料理、お皿までもが走る走る。
たまごやき、とうふ、納豆、しょうゆ。ご飯村の大運動会だ。

言葉遊びで次々、いろんなものが登場する。

たまたま はやい たまごやき。
「しょうゆ しょうしょう かけていい?」

……などという、テンポのいい文章とともにかけっこが繰り広げられていく。
言葉遊び、だじゃれなども織り込みながら、ページは進んでいく。

そして最後にゴールしたら……

みんな朝ご飯になって、いただきます!

 

一番になったのはタイトル通り、ノリにのった海苔だった。

 

かけっこの様子をテンポのいい文章とともにつづっていく内容なので、物語性はほとんどない。
言葉遊び、だじゃれもあるが、おかしくて笑えるというほどではなく、また言葉遊びにしては若干苦しい部分もあるので、言葉遊びの本というわけでもなさそうだ。
あくまで、ご飯村の楽しい運動会、といった感じで楽しむべき内容だろう。

 

文章は少なく

文章はページごとに一行、二行の少な目。テンポのいい文章なので、口に出して読むと楽しい。
幼児向けだろう。