あらすじ
ジオじいさんは不思議な空とぶ帽子を作り出しました。
なんと大きくなって、乗り込むことができるのです。
マフィーと犬のテオは、ジオじいさんの三人で、帽子に乗り込みました。
さあ、空飛ぶ帽子での旅の出発です!
青い空から緑の大地を見下ろしながら、帽子はどこに着くのでしょうか。
ジオじいさんの不思議な空飛ぶ帽子
ジオじいさんの不思議な帽子。なんと、大きくなって空を飛ぶ不思議な帽子だった。
ジオじいさんとマフィーと、犬のテオは帽子に乗って旅に出発。
旅の景色が目に美しい。青い空、緑の大地。街の景色。
帽子に乗って、どこまでも。
書き込まれた絵が美しい。
そして三人は、恐竜の住む島へ。
恐竜たちは、ジオじいさんの友達。
ジオじいさんは不思議な帽子を使って、なんと、島ごと帽子の中に入れてしまった。恐竜たちを家に招待する予定だったそう。そのスケールの大きさに、マフィーといっしょに読み手は驚くばかりだ。
島を乗せて、帽子が空を飛ぶ。
しかし、途中で橋にぶつかり、街の真ん中で立ち往生。
恐竜が現れたことで、みんなは大騒ぎ。恐竜も街に上陸しようとするので、これ以上混乱をまねいては大変だと島を海にかえすことにする。そうして恐竜の島はもとあった場所に戻されて事なきを得る……。
そんな不思議な帽子の話だが、なにより特筆すべきは美しく描かれた景色や、丁寧に書き込まれた絵のすばらしさだろう。
そんな空とぶ帽子。
冒険できるのは空だけではなく、宇宙にもいけるようだ。
本はこれで終わりだが、想像の旅は続く。
個性的だが美しい絵
個性的な絵柄だが暖かい色合いの絵は、心がいやされるよう。
どちらかというと、絵を鑑賞する系の絵本だろう。
幼児、低学年向け。