あらすじ
線が続いていきます。
線は、いろんなものに変身していきます。
一ページ一ページ、なにが書かれてあるのかゆっくり理解しながら読んでいこう。
一本の線がいろんなものに変身
タイトルに「マヌエル」とあるが、マヌエルなる人物は登場しない。この絵本は、著者のマリアさんが自閉症であるマヌエルくんと出会って、書かれたものであるらしい。
内容はとてもシンプルで、起伏がない。
物語を楽しめるようになる前の、絵本を読み始めた子向けの作品であるだろう。
一本の線がずっと続き、それらが何かの形になっていく。町並みであったり、山であったり……シンプルな文章が説明として書き添えられている。
せんに とりが とまる。
せんから がっこうに はいる。
等々、脈絡のない展開が続いていく。
上述したが、これはお話を楽しむものではなく、絵を見て、なにを書いているのか理解して楽しむものなのだろう。
文章には、ピクトグラムが添えて表示されており、文章が読めない子でも読めるように配慮されている。
文章は最小限
文章は最小限に、絵もシンプル。
就学前の子向け。
ゆっくり味わうように読んでいきたい。
