絵本の森

『タビの雑貨屋』──雑貨屋さんに住むネズミの友達は

あらすじ

雑貨屋さんに住む、ネズミのタビ。
雑貨屋さんが閉まると、彼の仕事の時間。掃除に陳列の工夫に……彼はいろんなものがある雑貨屋さんに住んでいました。

その中に、ぬいぐるみがありました。
商品のぬいぐるみたちは売れると新しいぬいぐるみが入ってきます。
しかし、その中で売れないぬいぐるみがありました。犬のぬいぐるみです。
タビは売れるように、犬のぬいぐるみにいろいろと工夫するのですが、なかなか売れず……だんだん、タビはそのぬいぐるみに愛着を持つようになりました。
そして、タビは、そのぬいぐるみに名前をつけました。モルという名前です。

ですが、ある日突然、モルは商品棚からいなくなってしまい……。

 

雑貨屋さんのすむネズミの話

おしゃれな表紙である。海外の絵本かと思ったら、日本の絵本で少し驚いたが、よく見てみると、日本のセンスが端々に現れていて、どことなく安心感がある。

このおしゃれ感は、日本の旅行雑誌のおしゃれ感に通じるものがある。

小さな街の雑貨屋さんに住む、タビというねずみが主人公のお話。
彼は、雑貨屋さんが閉店すると、仕事を開始する。
掃除したり、商品の陳列を工夫したり……商品が売れるように努力するのだ。いいネズミである。

そんな中、商品の中に、ぬいぐるみがあった。
そこに、いつまでも売れない犬のぬいぐるみがあった。タビは、その犬のぬいぐるみが売れるよう、いろいろと工夫するのだが、なかなか売れずに残っていた。そうなると、何となく愛着を持ち始めるもので、タビもそのぬいぐるみに愛着を持つようになった。タビは、そのぬいぐるみに名前をつけた。モルだ。

ずっといっしょにいてほしい、とまで愛着を持つようになったタビ。
しかし、ある日、モルは棚から姿を消してしまう。

そう、モルは売れてしまったのだ……。

探し回っても見つからないモル。タビはがっかりするが、ふと気が付くのだ。向かいの家……その窓に、モルの姿を。
向かいの家の人にモルは買われていったのである。

心なしかうれしそうなモルの顔。
タビは、後で会いに行こうと心に決める。

 

廃棄処分じゃなくて本当によかった。

 

おしゃれな絵とデザインの絵本

あか抜けた感じのおしゃれな絵本である。おとな向けのおしゃれさにも見える。
お話は幼児、低学年向け。