絵本の森

『カッパがついてる』──誰にでもひとり、カッパがそばについている。

あらすじ

女の子が川辺を散歩していると、河童と出会った。
河童は、女の子を川の中に誘い、泳いでいる魚や、カワウソを見せてくれる。
そして、たくさん泳いだ後、河童は女の子に、ドングリの「うき」をくれる。

次の日、女の子が、ドングリの「うき」を使ってつりをしてみたら……。

 

川辺の自然がのびのびと描かれた絵本。

 

誰にも河童がついている

河童、と聞いて、知らないという人は少ないだろう。
それほど河童は、日本の妖怪の中で有名な妖怪である。

かわいらしい河童が表紙に描かれたこの絵本。
タイトルとおりに、河童が出てくる話である。

女の子が川辺を散歩していると、河童が現れます。
河童は、女の子を水の中に誘い、川の中を泳ぐ魚の名前を教えてくれる。河童によっては人の命をとるものもあるが、この河童は人なつっこいようである。

川の中を泳ぐ河童と女の子。
いろんな魚を見かけては、河童はその名前を教えてくれる。いろんな魚が生き生きと描かれ、まるで河童に川の案内をしてもらっているようだ。河童は女の子に自分は友達だ、と言う。友達になろう、じゃなくて、友達だ、というところが不思議だ。

そして、女の子は、別れ際に河童から、ドングリの「うき」をもらうのであった。この「うき」、何のことか最初わからなかったが、後でわかる。つりに使う「うき」である。

女の子は、次の日、同じ川辺でつりをする。
するとまた河童が現れ……と、河童は本当に女の子の友達のようである。

聞けば、河童は一人にひとり、ついているらしい。
川遊びをしていたら出てくるようだ。だから遊びにおいで、というふうに物語は終わる。

 

この絵本、川遊びの楽しさを伝える絵本だった。
生き生きとした魚の絵、水の中を泳ぐ楽しさ……それを先達となって教えてくれる、不思議な河童。

色鮮やかに、河童や魚が描かれている。

 

川遊びの楽しさを伝える絵本

川遊びの楽しさを伝えてくれる絵本だ。
河童を通して、自然の豊かさがのびのびと描かれている。
幼児、低学年向けだろう。