絵本の森

『ぼくとポチのたんてい手帳』──怪しい場所には何かある

あらすじ

ぼくと犬ポチが、怪しそうな場所に行って、何か事件を探します。
すると、怪しい場所に犯人探しのポスターを発見します。
早速、探偵七つ道具をもって出発だ。

だけど、犯人を捕まえるには、事態は意外な方向に転がっていって……。

 

ぼくと犬のポチの探偵録

ぼくと犬のポチが、怪しい場所に行き、犯人探しのポスターを見つけて、事件を解決したりしなかったりする話。

絵がかわいらしく、見覚えのある絵柄だったので読んでみたのだが……

読後、最初の感想は、よくわからない、だった。

 

探偵手帳というからには、何か事件が起き、この二人が解決していくのだろうと思っていたが、まるで違う。
怪しい場所を捜査し、やっと見つける犯人探しのポスター。そして探偵の道具をもって犯人を探しに行く。この繰り返しを何度か続ける。
短編集の様相を呈しているが、犯人はクマとか、カタツムリとか、すでに特定されていて、推理要素はなし。探偵の道具を持っていくのだが、それを使う場面もなし。犯人も見つかるのだが、捕まえるという感じではなく、犯人探しのポスターの周りに犯人が集まっていた、というよくわからない結末を迎えて話が終わる。

正直、テンポというか、話の展開というか、ノリが全くあわなくて、はっきり言って冗長に感じてしまった。途中から読むのがつらかった。文章量はとても少ないので、おとななら20分ぐらいで読めるのが幸いだった。
探偵七つ道具という魅力的な項目もあるのに、ぜんぜん生かされないのは惜しすぎて……。

コメディにしてはノリが淡々としているし、オチも飛び抜けたものがない。自己完結しているオチも多く、探偵の要素がほぼゼロなのが惜しい。だが、最終話にあたる話はおもしろく感じた。

 

独特なノリがあえば、おもしろく読み進められるだろう。絵もとてもかわいい。探偵ものだと思わず、探偵(捜し物という意味の)ものだとして読めばおもしろい世界観だと思う。

 

日記風につづられていく話

本文は日記風に、日付から始まる。主人公の男の子と犬のポチが怪しい場所に行き、怪しいものを探す……という定型流れで物語が進んでいく。コメディ寄り。
低学年からが対象。