あらすじ
つみきくんは、つみきちゃんと公園に遊びに行きました。
二人は、積み木でできているので、思った形に体を変形させることができました。
つみきくんとつみきちゃんは仲良く遊んでいたのですが、そこへイヌがやってきて、遊具を独り占めしてきました。
最初は相手にしないことにしたつみきくんとつみきちゃんですが、二度も遊具を独り占めされて、やりかえすことにしました。
つみきくんとつみきちゃんで、怪獣になって、イヌを驚かしたのです。
ところが、イヌは驚いて転がっていき……。
つみきくんとつみきちゃんは公園で遊ぶよ
つみきくんは、公園に遊びに行こうとつみきちゃんを誘う。
つみきくん、つみきちゃん、というからには、積み木でできた体をしているのだが、余った(?)パーツは、荷台に乗せて引っ張っていくという形らしい。
そんなつみきくんとつみきちゃん、仲良く公園に遊びに行く。
公園には、人間の姿をした人間が遊んでいる。異形なのはつみきくんとつみきちゃんの二人だけだ。どういう世界観なんだろう……。
砂場で遊べば、つみきちゃんが汽車に組み変わって、作った山のトンネルを走り抜けるという、積み木でなければできない遊び方をする二人。
そのあと、シーソーで遊んでいたら、イヌが突然じゃましにくる。
「これは おいらの シーソーだぞ。」
イヌはしゃべれる世界観らしい。積み木がしゃべっているのだから当然かもしれないが……。
おじゃまむしのイヌを相手にせず、二人は滑り台へ。
滑り台でも、おなじイヌが現れて、
「これも おいらの すべりだいだぞ!」
メンドクサイやつに目を付けられてしまったようである……。
これには業を煮やした二人。
積み木である体を生かして……
怪獣に変身!(積み木で怪獣の姿に変わった)
驚いたイヌはごろごろと転がっていき、噴水の水の中にボッチャーン!
「たすけてー。
おいら、およげないんだようー!」
ええええー泳げないのかー!
あわてて助けにいくつみきくんとつみきちゃん。
組み変わって、ヘリコプターに変身! かっこいい!
そしてイヌを助け出したのであった……。
……うん?
よく考えたら、別にヘリコプターに変身しなくても助け出せたのでは……?という疑問は気づかないことにしておく。だってせっかくの積み木でできた体だもんな!
そしてイヌは反省し、正直なところを告白する。
ほんとうは、いっしょに あそびたかったんだ。
やっぱりイヌは面倒くさいやつだった。
そしてつみきくんとつみきちゃん、イヌの三人は、仲良くかくりんぼや鬼ごっこをして過ごしたそうな。よかったね、三人!
……よく考えたら、積み木とイヌ、まったく統一性のない組み合わせではある……。どういう世界観……
色鮮やかなつみきくんとつみきちゃん
色鮮やかなつみきくんとつみきちゃん、組み変わっていろんなものに変身する能力があるのがおもしろい。
前半にその能力をふんだんに発揮できればもっとよかった気がするのだが、シリーズものの宿命でそのあたりは短く端折られている感じがする。
これ私の遊具~ってやる子は本当にいるので、遊びのルールを再確認するにもいいかもしれない。幼児向け。