あらすじ
お母さんぶたが、いなくなってしまった三匹のこぶたを探しています。
さるぞうくんは、こぶた探しを買って出ます。
手がかりは、鳴き声の「ブーブーブー」。
さるぞうくんは、「ブーブーブー」と音がするところを探しに行きますが……。
いなくなったこぶたを探す
なんともかわいらしい話だ。
三匹のこぶたを探すお母さんぶたに、サルのさるぼうがこぶた探しを手伝うと申し出る。
はてさて、彼らはどこにいるのだろう?
決め手は、「ブーブーブー」という鳴き声だ。
さるぼうは、「ブーブーブー」という音がするところを訪れてはこぶたを探す。
この「ブーブーブー」にはいろんなブーブーがあって、それはラッパの練習の音だったり、自動車のレース中だったり、子どもにガミガミと怒るお母さんの声だったり……ちょっと無理がないかと思う展開もあるのだが、それがこの本の醍醐味。
「ブー」といえば、子どもにうける、おならネタもある。
ブーといえばおなら。おならといえばブーである。
一生懸命、こぶたたちを探すさるぞうくん。
お花畑でおしりが三つ出ている。その場面をみた彼は一言。
「また おなら?」
ちょっと笑ってしまった。
そうだね、あんまり下ネタに頼りすぎても興味半減だよね。
そして見事、さるぞうくんはこぶたたちを見つける。
最後はちょっと心温まる終わり方でほっとできる。
……こぶたのお母さんより、そるぞうくんのほうががんばって探しているように見えるのだが、気のせい?
鉄板だが下ネタは強い
おなら、うんこ、おしり……下ネタは鉄板だがうける。
本作品は下ネタメインではないが、下ネタが織り込まれているので読み聞かせ映えするだろう。
幼児、低学年向け。