あらすじ
あるところに、小さな王様がいました。
王様は小さいけれど、大きなお城に住み、大きな兵隊たちに守られて暮らしていました。
毎日食べるごちそうは、大きなテーブルにずらりと並びます。
でも、王様は一人で食べ切れません。
ベッドも大きくて、王様はなかなか寝付けないのでした。
そんな中、王様は大きなお姫さまと結婚し……。
小さな王様が幸せになった
小さな王様が主人公のお話。
小さな王様は、大きなお城に住み、自分よりもずっと大きな兵隊たちに守られて暮らしていた。
大きなテーブルの上には、まいにちたくさんのごちそう。
ちいさな王様はいつも一人では食べきれなかった。
食べきれないとわかっているなら、量を調整するとかすればいいのだが、やはり王様だから特別なメニューを食べなくてはならないのだろうか。
本書は、小さな王様が日々、自分のサイズのせいで不便に感じたり、不安に感じたりすることをつづっていくのだが、途中で大きなお姫様と結婚して、たくさんの子どもをもうける。
この大きなお姫様というのは、ふつうと比べてだいぶ大きいお姫様のようである。
そうして家族を持った王様は、みんな仲良く城で暮らしたいという気持ちからか、兵隊たちに暇を出す。
城を守る兵隊に暇を出して大丈夫なのだろうか……。
広いお城も、たくさんの子どもたちと大きなお姫様と暮らすにはとても快適。
大きいばかりで寂しさを募らせる大きなベッドも、子どもと大きなお姫様みんなで眠れば、寂しくなく、とても快適。
王様はそう思っているかもしれないが、大きなお姫様の足が布団から出ているところを見ると、本当に全員が快適なのだろうか……と考えてしまう。
話はそれでめでたし、めでたしと終わるのだが、登場人物がみんないっさいしゃべらないので、今一つ感情移入ができない。
よかったね、なのは、小さな王様だけなのかもしれない……。
子どもたちが大きくなったら、小さな王様はいったい、どうするのだろう?
絵はシンプルだけどとてもかわいらしい
絵はとてもシンプルだが、とてもかわいらしい。赤ちゃん向けでも通りそうなかわいらしい絵柄だ。
文章の量はそこそこ。
幼児、低学年向け。