絵本の森

『じゃがいも じゃがじゃが さつまいも』──じゃがいも一家とさつまいも一家が張り合う話

じゃがいもとさつまいも、どっちがいいなんて……

おしゃれなじゃがいも一家と、陽気なさつまいも一家。

ある日、一家のパパ同士が畑でばったり出会った。
芋同士、仲がいいのかと思いきや、出会ったとたんに花火がバチバチ。
あんまりウマがあわないみたい……。

そんなこんなでパパ同士の力比べが勃発。
相撲で勝負!
相撲ではさつまいもが勝利したけど、次はかけっこ。子どもたちが競う。
これではじゃがいも一家が勝利!

……そんなふうに、力比べををしていくじゃがいも一家とさつまいも一家。
家同士の対決は、ノリノリの文章とともに、展開していく。

最後に繰り広げられるのは、ママ同士のお料理対決だ。
もちろん、じゃがいも一家はじゃがいも料理、さつまいも一家はさつまいも料理の披露である。ページにいろいろと描かれた料理の数々に、思わずおなかが空いてくる。

改めて考えると、芋料理っていろいろあるんだなあと思うこと請け合い。
料理勝負はどっちもおいしかったから引き分け、最初は張り合っていた両家も、仲良くなって、ノリノリで歌を歌う。

 

確かに、じゃがいもとさつまいも、どっちが好きかなんて選べない。

 

歌が出てくるのだが

歌が出てくるのだが、どんな調子で読めばいいのかちょっとわからない。結構な頻度で歌が出てくるので、読み聞かせするときは戸惑わないように下読み必須である。

さつまいもとじゃがいもの勝負をあつかった内容だが、全体的に歌に彩られたミュージカル風味で、あまり深刻さはなく明るい内容である。
幼児向けだろう。