あらすじ
けん、ひろし、くみの三人が集まれば、「わんぱくだん」だ。
ある日、わんぱくだんは、新しくできた恐竜の滑り台を見に行くことに。
すると、くみが、恐竜の滑り台の近くに、大きな卵が転がっているのを見つけた。
何の卵だろう?
そう思っていると、卵がころころ転がっていって、トンネルの中に……。
わんぱくだんは卵を追って、トンネルの中を進んでいく。
トンネルを抜けた先は、なんと、そこは、恐竜が生きている時代だった!
わんぱくだん、タイムスリップ!
けん、ひろし、くみの三人が集まれば、「わんぱくだん」。
この三人が大冒険をする。
新しくできた恐竜の滑り台見に行った三人が、大きな卵を見つける。不思議な洞穴を通っていくと、そこはなんと恐竜の時代だった!
くみが見つけた卵が何かの伏線になって、大冒険が始まるのかと思ったら、そうでもなかった。卵は恐竜の卵で、三人が不思議な洞穴を通って恐竜の時代にタイムスリップとたんに無事孵って、親と合流して行ってしまう。
その後、さまざまな恐竜と出会い、その恐竜のすごさに一通り感嘆したあと、ティラノサウルスに追いかけられて洞穴に逃げ込んだ先で、現代に帰ってこれた、という内容になる。
見開き折り込みページで迫力あるページもあるのだが、物語らしい物語はなく、さまざまな恐竜との出会いを楽しむといったのがメインのようだ。
図鑑ではないが、博物学的な楽しみを追求する本なのだろう。
この三人組のわんぱくだん、シリーズ化されているようで、ほかにも何冊も本が出ているのだが、この本しか読んでいない私には、三人の特徴をつかめず、女の子であるくみ以外、二人の男の子の区別がつかずに読み終わってしまった。やはり、シリーズものは一作目から読むべし、ということなのか。
次々現れる恐竜はわくわくした気分にさせるし、迫力もあってみていて楽しい。恐竜の名前も男の子のどちらかが言ってくれるので、恐竜に少しだけ詳しくなれるという特典つきだ。
恐竜好きなかたには楽しめる内容だろう。
文章量は少なく
文章量は少な目。
幼児、低学年向けだろう。
カタカナがあるが、ひらかなの読み仮名はふられていない。
恐竜好きな子向け。逆に恐竜に興味がない子には向かないだろう。