サメのことをこれでもかというぐらいに詳しく解説した本。
サメだけに焦点を絞っているので、絵本のページ数の割りに、内容は濃密でぎっしりといった感じがする。
何より、サメへのリスペクトを強く感じられる。
何故サメを題材に?と聞いたら、サメが最高だから!と返ってきそうな、そんな情熱を感じさせる本である。
そんなサメ解説本だが、写真はなく、すべてイラストで描かれている。
サメの生態、サメにまつわるエトセトラ、とにかくもう、サメぎっしりである。
サメといってもいろんな種類がいる。その中から、特に変わったものや、大きいもの、小さいものを興味を引くように取り上げられていて、読んでいて楽しい。
解説も易しい文章で書かれており、子どもが一人で読めるようになっている。
めくるめくサメの世界にいざなってくれる、本当にサメへの愛を感じられる本である。
サメの解説本なので、物語性はない。
読み聞かせには不向き。
専門的名内容も含むので、中学年からが対象だろうか。興味があるなら、低学年でも読める。漢字を使用しているが、すべてに読み仮名つき。
絵本サイズだが文章量はかなり多く、解説も易しい文章ながら詳細。
サメに興味のある子なら興味津々で読むだろうが、そこまでサメ愛に目覚めていなければ、途中で飽きる。それぐらい、サメ一色の詳細解説本である。
挿絵は豊富で、サメがぎっしりである。
サメが好きなかたにはイチオシの、サメ解説本である。
ページを開くと、そこにはもうサメへの愛が溢れている。
知的好奇心のあふれる子にお勧めしたい一冊である。