あらすじ
アクションフィギュアのカッチョマンが家にやってきた!
カッチョマンは、早速、さまざまな活躍をする。
宇宙パトロールでは悪のマクラ星人と戦い、シンクの海では怪獣フッキンが襲い掛かってくる。
危ない! カッチョマン!
その危機を救ったのが、のちに相棒となるタワシ犬、タワッシーだった。
タワッシーとともに、カッチョマンの活躍はまだまだ続くのであった……!
行け! カッチョマン!
すごく……海外コミックらしい絵柄だった。
書き込みは細かく、本筋以外にも話が展開していて面白い。
内容は、カッチョマンというアクションフィギュアをもらった主人公の男の子が、空想の中でカッチョマンを活躍させるという、つまりごっこ遊びの世界を描写しているという内容である。
カッチョマンは、いろんなところで活躍する。
それはベッドの上だったり、シンクの中だったり、庭だったり……持ち主の男の子がどんな空想をしながら、カッチョマンで遊んでいるかが描写されている。
ちなみに主人公はあくまでカッチョマンであり、持ち主は一言も喋らない。
おもちゃのカッチョマンが活躍する話で統一されている。
カッチョマンの前に立ちはだかる、敵モンスターたち。それは布巾だったり、シャベルだったり、さまざまだ。空想の力で、モノは命を与えられ、悪者になったり味方になったりするのだ。
そして、カッチョマンに相棒が出来る。タワシ犬のタワッシーだ!
この絵本は、カッチョマンとタワッシーの活躍を描いた絵本でもある。
コミック調の絵柄だからか、何だか海外コミックを読んでいるような気分を味わえる。カッチョマンとタワッシーの活躍が頼もしく、心強い。やっぱりヒーローは一味違う。
これは実に男の子らしい空想を描いた絵本だと思う。
カッチョマンの扱いに比べ、女の子の人形の扱いの雑さとか、おばあちゃんからカッチョマンに緑の赤ちゃん服を貰ったときの反応とか、リアリティがあっていい。
やっぱり最後は、かっこよくキメるヒーロー。
困難の壁も、機転を利かせて解決だ。
最後の最後はこういわなきゃ嘘だろう。
まけるな、カッチョマン!
がんばれ、タワッシー!
空想遊びの好きな子へ
文章量はやや多め。
クリスマスプレゼントとしてカッチョマンをもらった、という描写があるので、クリスマスの時期に楽しむ絵本だろうが、それを抜きにしても楽しめる絵本だ。
何しろ、カッチョマンがかっこいい。
画面の構成上、読み聞かせしづらいだろう。
低学年、中学年向け。
空想遊びの好きな男の子から共感を得られるかもしれない。