だるまさん だるまさん
にらめっこ しましょ
わらうと ぬかす あっぷっぷ
……から始まる、にらめっこを扱った絵本。
ライオンや、フクロウや、サルなどと、にらめっこしていくという内容なのだが、どちらかというと絵に文章をつけたという感じで物語性はない。また、お笑い絵本でもない。
かなり個性的なアート寄りの絵柄で描かれる動物たちの顔を見て、にらめっこしましょ、と言い、心の中で何かしら独白するといった内容である。
正直なところ、かなり個性的な絵柄なので、だいぶ人を選ぶと思われる。
少なくとも、私はセンスを感じるというより、ちょっと怖く感じた。ピエロ恐怖症の方にはおすすめしない。
絵本ではあるが、どちらかというと、画集の感覚に近いような気がする。
個性的に描かれた動物たちに魅せられた人にはたまらない一冊だろう。金色のインクが豪勢で、印刷がとてもきれいだ。
ファンのかたはマストだろう。
幼児向け。
……しかしにらめっこの歌にも、地域性が出るんだなあ。
私のところは、「わらうと負けよ」だったので。