あらすじ
少年フロイドの凧が木に引っかかってしまった。
引っ張ってもとれない。
仕方ないので、自分の履いている靴を投げて落とそうとしたが、投げた靴は木に引っかかって落ちてこなくなった。
もう片方の靴を投げてみるが、結果は同じだった。
そこでフロイド少年は考えて……ネコを連れて来た。
でも、ネコでもだめだった。しかも、ネコも降りてこなくなった。
それからフロイド少年はさらに考え、今度ははしごを持ってきた……。
どこからつっこめばいいのか……となる絵本
これはもう、ツッコミどころが満載で、もう本当に笑える絵本である。
いちいちページを追ってツッコミをいれるのが無粋といえるぐらいに、ぶっ飛んだユーモア絵本だ。
物語の始まりは、主人公のフロイド少年の凧が、木に引っかかったところから始まる。
そう、はじまりは、本当に些細な、よくあることから始まったのだ……。
凧が取れない。どうしよう。
いろいろ考えるが、とりあえず、自分の履いていた靴を投げてみた。
うんうん、それは誰もが考え付く案だ。
しかし、投げた靴は木に引っかかって、落ちてこなくなった。
結局、両方の靴を投げたけれど、どちらも木に引っかかって落ちてこなくなってしまう。
それで、その靴を木から落とすため、フロイドは、ネコを連れて来たが、ネコも木から降りてこなくなった。
仕方ないので、フロイドははしごを持ってきて──
はしごを投げた。
なんで投げるねんな!!!??
はしごははしごの使い方をしようよ!?
物語はそのあたりから、トンでもな方向に発展を見せ始め、もはやツッコミ無用の世界になっていく。
ナンセンスもナンセンス、奇想天外とはこのことだ。
これは誰も傷つけることのない、ユーモア。素直に心から笑える。
これは最近笑っていなかった人に読んで欲しい一冊だ。
オチもまた秀逸。
海外絵本らしい、オチのつけかたである。
飛びぬけたユーモアたっぷりな絵本
とにかく、展開が奇想天外、トンデモで笑える。
スケールのでかさは一級品。
ツッコミ気質の人は、あまりの斜め上の爆走状態に、どうでもよくなってくるだろう。
最近笑っていないなあというかたにおすすめしたい一冊だ。
読み方によっては、読み聞かせも盛り上がりそうだ。
純粋なお笑い系絵本である。
幼児、低学年向け。
最後のオチは、幼児だとちょっと理解が難しいかな。