あらすじ
森の中。
おや? こんなところに貯金箱が。
よーく見て見ると……。
コガネムシの銀行でした。
ねずみのパンやさんはパン一斤をくりぬいて作られています。
中からは、おいしそうなパンの焼けるにおい。
しゃれているのは天道虫の傘屋さん。
大きなキノコの建物がおしゃれです。
そんなふうに、森の変わった建物を紹介していく絵本。
想像するたのしみが広がります。
変わった建物に住む森の生き物達
注意深く見てみると、森の中にはおかしなものが建っている。
ブタの貯金箱? パン一斤? 大きなきのこ?
よくよく見てみると、それは誰かが建物として使っている。
ブタの貯金箱は銀行に。
パンはパン屋さんに。
きのこは……傘屋さんに!
カエルは蓮の葉の上で、雲は得意のレース編みを売っている。
ページをめくけば、次々と、小さいなものたちの不思議なハウスが登場する。
それは空想の世界。想像の世界。いやいや、実は、私たちが大きすぎるだけで、本当は注意を払って見ていないだけなのかも?
虫やカエル、こうもりたちが住む家は、みーんな人間の家とはちょっと違う。
その違いを楽しむのもよし、そこから想像力を膨らませるのもあり。
そうか、小さいものたちはこんなところで生活を営んでいたんだな、としみじみするのもあり。
さてさて冬になって、一風変わった家はどうなるのかな。
雪化粧した景色の中で、ちゃあんとしっかり建っています。
みんな、冬の寒さに負けず、楽しそう。
森のメルヘン広がる世界、一度いかがですか?
へんてこな建物を紹介していく本
変わったものを住家として使っている様子を紹介した絵本。
文章量は少なく、幼児向けの本でしょう。
想像力や、空想力を育てる一冊。
こんなメルヘン名世界が森の中に広がっていたら楽しいですね。