あらすじ
ヤモリのヤモップさんは掃除屋さん。
一仕事終えた帰り道、ヤモップさんは道にペンキが落ちているのを発見します。
きれい好きなヤモップさんは、道に落ちているペンキをきれいに落としていきます。ペンキの後をたどっていくと、足跡が……。
さて、ペンキを道に落としているのはいったい、誰なのでしょう?
ヤモップさんが問題解決!
ヤモリやイモリ、トカゲが大好きな自分にはたまらない一冊。
主人公のヤモリのヤモップさんのいろいろな仕草が見ていてとても愛らしい。特には虫類の細い瞳孔がたまらない。
掃除屋さんであるヤモップさんは、きれい好き。
あるとき、道ばたにペンキが落ちていて、転々と足跡が。
先を予測する楽しみもあり、ページを繰るのが楽しい。
序盤から終盤にかけては、ペンキをこぼしている犯人は誰か、とう疑問を追っていくことになる。
ただ、ペンキの足跡を手がかりに推理するのはちょっと難しいので、推理要素はあまりない。
いろんな動物が登場するので、動物好きは楽しめるだろう。
終盤はペンキの犯人が分かって問題解決と、ヤモップさんがペンキ塗りの仕事を手伝う、というオチになる。
仕事を完璧にこなさないと気が済まないような性格のヤモップさんが、ついやってしまった失敗。
それを責めるわけでもなく、失敗にも思わず、逆によい方向に持っていく周囲はすてきだなと感じた。
全体的に話も絵もきれいにまとまっている印象。
ただインパクトがあまりなく、自分のようにヤモリ好きな人なら大満足だが、は虫類が苦手な人は……どうだろう。
絵はとても丁寧に描かれている。細部まで気を使っているように感じた。登場する動物たちはみんな愛らしく描かれている。人を選ばない画風だろう。
表紙のヤモップさんが格好よすぎて、ほれぼれする。ポスターがほしいぐらいだ。
読みやすく、きれいにまとまった絵本
文章もきれいにまとまっていて、話の展開も分かりやすい。
小学校低学年向け。
ヤモリが好きなら、手にとってみては。