『いやはや』──猫が空飛ぶ世界で、飛べない猫ができたこと

価格比較購入ナビ 『いやはや』──猫が空飛ぶ世界で、飛べない猫ができたこと:

◆並び順:実質価格([販売価格]+[送料]-[ポイント])の安い順
購入サイト新 品中 古レビュー
モール名販売価格送料在庫出荷の目安ポイント販売価格出品者一覧レビュー
楽天 - 不明 - - - - - 1件
価格情報更新時間:2022/12/03 00:27(更新

あらすじ

猫のいやはやは、猫ができて当然のことができません。
空が飛べないのです。

猫が当然にできることが、どうして自分にはできないんだろう……。

飛べないことを気にするいやはや。
がんばって飛ぶ努力をしてみるのですが……。

 

猫が空を飛ぶ世界

ほかの猫は空を飛べるのが当たり前なのに、猫のいやはやだけが空を飛べない……。

 

本書を一読したとき、「え!? この世界では猫が空を飛ぶんだ!?」という衝撃を受けた。単に飛べないというだけなら、猫でなく鳥などに設定すればいいのに、あえて猫を選んだ作者のセンスに個性を感じる。

個性といえば、主人公の名前も個性的だ。「いやはや」。どうしてこんな変わった名前をつけたのだろう。

その独特な世界観は、ほかにはない個性を放っている。

 

猫は飛ぶものなのに、いやはやは飛べない。
周りは「猫は飛ぶものなんだから飛べるよ」と励ましてくれるが、できないものにとってはとても残酷な言葉である。
「できて当たり前」「当然できること」というのは、意外に世間にあふれている。女性だから○○ができて当たり前。男性だから……おとなだから……もう小学生だから……

 

気にしていないふりをして、心の中ではとても気にしているいやはや。
できて当然のことがどうしてできないんだろう。
そこにきて、猫は飛ぶものなんだから飛べるよ、という言葉は、飛べない自分は猫ではないのかという不安をあおってくる。

そこに、友達のブタのポーティアの言葉が優しい。

「いやはやには、ほかのことができるわ」ポーティアがいいました。「イモムシをあつめてるのよ。おはなしをきかせてくれるし、チーズオムレツもつくれるし……」

できないことでなくて、できることに目に向ければ、「ひょっとして自分は出来損ないなのではないか」という不安も和らぐ。自信にもつながっていく。

なにもできない人なんて、この世の中にはいないのだ。
誰にでもできることがあって、できないことがある。それが、いやはやにとっては「空を飛ぶ」ということだったというだけのこと。

 

終盤、いやはやは、「自分は泳げる」ということを発見する。これはほかの猫にはできないことだった。
自分にもできることがあった、と実感するいやはやには、「空を飛べない」という負い目にも似た不安は見えない。

「猫は空を飛ぶもの」「猫は泳げないもの」
常識に縛られていては、いやはやは傷つき続けるだけだった。

~できて当然、というのは、本当は確かじゃないのだ。大多数ができること、というだけで。
ひとによってはできないことと、できることがあるということを知っていれば、生きづらさもだいぶ和らぐのではないか。

 

いやはやの友人、ブタのポーティアは、いやはやに泳いでみればどうか、と勧められて、最後に言う。

「やってみようかな」ポーティアが いいました。
「だれに わかるっていうの?
ブタも およげるかもしれないじゃないの」

 

個性が光る一冊

設定も個性的ながら、絵もまた個性的。何ともいいがたい魅力にあふれている。
テーマが少し難しいが、お話としてだけでも楽しめる。
文章が絵本というより、小説のような書き方をしている。

小学校低学年向け。

価格比較購入ナビ 『いやはや』──猫が空飛ぶ世界で、飛べない猫ができたこと:

◆並び順:実質価格([販売価格]+[送料]-[ポイント])の安い順
購入サイト新 品中 古レビュー
モール名販売価格送料在庫出荷の目安ポイント販売価格出品者一覧レビュー
楽天 - 不明 - - - - - 1件
価格情報更新時間:2022/12/03 00:27(更新