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「つまんない」に迫る発想絵本
今日は何だかつまんない。
どうして「つまんない」の? 誰のせいで「つまんない」の?
うーーーーん、よく考えてみたら、そもそも「つまんない」ってなに?
「つまんない」について考える、ヨシタケシンスケ氏の発想絵本。
おとなでも考えさせられる「つまんない」とは一体何なのか。
「つまんない」に色んな角度から切り込みを入れる!
想像の翼を武器に「つまんない」のなぞに迫る、新たなエンターテイメント。
・ 「つまんない」とはどこからやってくるのか。
変化のない状態か。
思い通りにならない状況か。
ならば、意図的に変化を自らに与える事で「つまんない」を回避することが可能になるのではないか。
・ 「つまんない」とは人間だけのものか?
「つまんない」という現象は人間だけのものか、思いをはせる。
どのようなものがつまらないかを遊園地をテーマに図説。
・ 「つまんない」と「つまんなくない」の間とは
現実に存在する「つまんない」と「つまんなくない」の狭間。
「つまんない」は数値化される?
・ 「つまんない」の可変性
世の中にひそむ「つまんない」。偽装する「つまんない」。
あなたはその「つまんない」を見抜く事ができますか?
・ 「つまんない」を肯定的にとらえるために
「つまんない」は楽しいのキーワード。幸福な人生を送るために。
自由な発想が楽しい絵本です
「つまんない」を徹底解剖したかのような自由な発想が面白い絵本。
そもそも「つまんない」って何なんでしょう。
……確かに、考えてみると分からない。
楽しいはずの食事会がふとしたときに「つまんない」ってなることとか、最初は楽しみだなと思ってたことが当日になったらなーんか「つまんない」とか……。
「つまんないな」って感じることはあっても、その「つまんない」の正体を考えてみたことはなかった気がします。
主人公の男の子は、「つまんない」についてあれこれ考えるんですが、その発想がいちいち面白い。つまんない遊園地とか、最高につまんない。これは行きたくない。
そういった感じで発想の上に、さらに「つまんない」に関しての疑問を提起していく本です。
最後は結論らしきものが提示されますが、特に強いメッセージ性を発しているわけではない、全体的にゆるーい感じの本です。逆に、最後のオチがいらないんじゃないかと思わせるほどのゆるさです。
作者ヨシタケシンスケ氏の得意とするところのジャンルですが、同じような方向性の本ならやっぱり『りんごかもしれない』のほうが突き抜けて面白い。
今回の『つまんないつまんない』はパワーダウンした感が否めないかな……。
この本面白いよ
子どもって「つまんない」って結構言いますよね。
「なんか面白いことないかなー」とか。おとなでも結構あるかも。
その言動に対するアンサーは、最初のほうでお母さんがズバリと言ってます。
…じぶんで なんとかして ちょうだい!
……ハイ。ごもっとも。
一人読みに適しています
読み聞かせは不向き。一人読みに適した本でしょう。
想像力を養うのに最適です。単純に面白い本です。
「つまんない」が口癖の子に皮肉で読ませたい一冊。
表紙裏、裏表紙裏の「つまんない」イラスト群が面白い。
ヨシタケシンスケ氏の描かれるイラストは本当にかわいらしいけど面白いなぁ。