飼い猫の後を追いかけていくと、たどり着いたのは──『月夜のねこいち』

絵本購入ナビ 月夜のねこいち:越水 利江子

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お母さんを独り占めする妹なんか嫌いだ。妹なんか嫌いだ。

妹のハルナはまだ赤ん坊で、お母さんの手がかかる。お母さんを呼んでも、「ちょっとまってて」と後回し。こっちを構ってくれません。

その夜、カンタはハルナの泣き声で目を覚ましました。妹の泣き声と思っていたけど、それは飼い猫のマァの鳴き声で……?

 

不思議な夜とねこと夜店とキャンディ

マァの鳴き声につられて、妹のハルナが泣き出します。マァは長い尻尾を振ると、なんと、
ハルナの涙がくるくると踊りだし、まぁるいミルクキャンディに。
マァは尻尾を振りながら、家を出て行きます。ミルクキャンディもそのあとをふわふわとついていきます。好奇心に駆られたカンタは、マァの後をついていくことにしました。その途中で靴を片方なくしてしまいましたが、カンタはようやく、どこかの空き地にたどり着きます。
そこでは、明るい電気がついていて、ずらりとねこの夜店が出ていました。

 

ひみつのねこ市です。

 

そこへ、マァに話しかけてくるブチねこ。キャンディ屋のようです。マァの持っているミルクキャンディがほしいブチねこは、自分の持っているキャンディと交換しようとあれこれ変わったキャディを薦めてきます。
その場面を見ていて、カンタはたまらなくなって飛び出します。

ねこしか来てはいけないひみつのねこ市に、姿を現してしまったカンタ。
さて、カンタの運命は──?

 

一晩の冒険、そして不思議なねこたち

冒頭の部分で、気持ちが分かると共感するお兄さんお姉さんはいるのではないでしょうか。下の子ばかり構ってもらえてうらやましい、お母さんは自分なんかどうでもよくなっちゃったんだ……と思ったことは、妹や弟がいる子なら一度は味わったことがあるのでは。

主人公のカンタは、無事家に帰り着くことかできましたが、一晩の冒険を終えて、ひとつお兄さんになったようです。ブチねこから無事逃げおおせたことと、自分が赤ん坊だったときお母さんが一生懸命に看病してくれたことを知り、自分も大切にされていた・それだけの価値があると自信がついた様子。「ちぢんだ足が、シュッと、のびたような気がしました」というところが如実です。カンタくん、少しだけおとなになりましたね。

 

それにしても、作中のねこはいかにもねこらしくて面白い。ブチねこだって一時は飼われていたのに、カンタに遠慮がない。周りのねこなんてなおさらカンタに遠慮なんかない。自由奔放なねこそのものの描かれ方に、逆にさもあらんとなりました。マァは飼い猫の義理立てをしてくれたのでしょうか。

それにもまして魅力的なのが、ねこ市。絵を見ると、「もて遊んでたのしいねずみフーセン」「ツメとぎカーテン」「名物ままたたび饅頭」などなど、煌々と明かりに照らされた夜店が立ち並んでいます。こんな夜店、ねこに変装して行ってみたいと思いませんか。「タイのしろみあんのタイやき」なんてどんな味がするんでしょう? 魚の味?

 

意外と文字数が多くページ数も多い、読む力が少し必要

読み聞かせする分には問題はありませんが、意外と文章量が多いです。一人で読むにはある程度本に慣れた子がいいかも。

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